地域開発計画プログラム
I had many opportunities to learn about the history, industries, and real estate related to community development in Buffalo.

現地の人との交流について印象に残ったことは?
How was your experience interacting with local people?
現地の人のフレンドリーさと柔軟性の高さが印象に残っています。大学で見知らぬ学生に話しかけてもらうだけでなく、街中やUberの車内でも、「調子はどう?」「どこから来たの?」と会話が始まり、「旅を楽しんでね」と見知らぬ日本人に対しても非常に友好的でした。また、日本に渡航した学生の友人と大学内で偶然出会ったときには、昼食の注文を助けてくれ、その後の授業にも一緒に参加してくれました。私なら物怖じしてしまうようなシーンでも、フラットな態度でいるところが、相手を受け入れる姿勢につながっているのだろうと感じました。ただし、一方的で一時的な関係性に終わらせないためにも、このご縁を大切にし、自ら相互のコミュニケーションを意識して、交流を深めていきたいと思いました。
プログラム期間中の活動で特に印象に残ったこと
Please write about what left a strong impression on you during the program period.
まちづくりに興味があり、広い視野を持ち、地元北陸地域と比較することで自分の考えを持てるようになりたいと考え、活動に参加しました。この目標を達成するために、私は歴史と産業の視点から現地についての理解を深めようと尽力しました。プログラム開始後3日目の午後の自由時間を活用し、歴史博物館を訪れ、バッファローの都市の成り立ちや歴史的・地理的背景を通じて産業の発展を学びました。その日のうちに学んだことを整理したことで、その後の授業で受け入れ先の先生に質問することや、歴史的価値のある場所を訪れたときに、なぜ保存されているのか納得することができました。
産業についての調査を通じ、特に面白いと感じたことが2点あります。1つ目は、1900年代初頭のバッファローにおける製粉産業とその周辺産業の歴史、地理的特徴、移民に関するものです。エリー運河を用いた交通の優位性や、ナイアガラの滝を動力とした水力発電を活用した大規模な穀物エレベーターがビール醸造の促進に寄与しました。これはドイツからの移民を呼び寄せましたが、禁酒法をきっかけに産業は衰退しました。現在は工場の跡地を活用して、イベントの開催や観光など商業的に利用している点が興味深かったです。2つ目は、規模は違うものの、金沢もバッファローも港湾の要所として発展し、水力発電を活用した産業が盛んであったことです。プログラム最終日には、バッファローの歴史や人々、産業を比較したプレゼンを行い、「私たちも知らないことが多くあった」と評価していただきました。
プログラム中の経験で将来のキャリアのために役立つと思うこと
What was a useful experience for your future career among your experiences during the program?
私は北陸地域の多種多様な企業支援を通じて北陸地域の発展に貢献したいという思いから、金融業界への就職を決めています。そのため、北陸地域以外の地域づくりについて学ぶことは将来のキャリアのために役立つと考え、このプログラムに参加しました。実際に、渡航先であるバッファローの歴史や産業、まちづくりに関連した不動産について学ぶ機会が多く与えられました。地理を活かした産業の発展や、歴史的事実と産業のつながり、また歴史的意味を持つ産業遺産の活用に興味を持ちました。
また、University at BuffaloのSDGsの取り組みについて学ぶ授業もあり、再利用素材でできた食器やコンポストの活用、大型の太陽光発電など、大小問わずサステナブルな取り組みが根付いていることに驚きを覚えました。若者の環境への関心をポジティブに捉え、事業促進の根拠としている点は、将来携わるであろうSDGs融資においても、重要な考え方であると感じました。
次年度以降、同じプログラムに参加する学生に伝えたいこと
Comments for students who will participate in the same program next year.
積極的な参加と、現地の学習で何を得たいのかを明確にしてから渡航すべきだと感じました。自分の意見を発言する機会が豊富であり、なぜそう思うのかをよく聞かれることが多くあるように感じました。私は現地の学習を通じ、「まちづくりを比較することで、現地の文化を理解し、視野を広げる」という目標を設定しましたが、違いが多すぎて浅く広い学習になってしまったように感じます。そのため、学びたいテーマを具体的に持ち、現地の経験にアンテナを張ることで、より深い学びを得られると感じました。
渡航前・渡航後のCOILを含め、プログラム全体を通しての感想
Feedback on the program, including COILs before and after trips to the US/Japan.
渡航前に現地の学生との交流を深めることができ、現地においても不明な点があったときに頼りになる人が身近にいることが良かったと感じます。私自身、あまり国際交流の経験がなく、渡航先の学生と仲良くなれるか不安でした。そのため、オンラインで事前に交流する機会があったことで相手と関係を構築でき、実際に会った時に嬉しさをハグで分かち合えて安心しました。渡航前のプログラムでは、オンラインで両方の地域に関する事象を比較し、両都市の文化や興味深い点について、Facebookで共有し合いました。また、University at Buffaloの学生と一緒に白峰合宿に参加し、一緒にワークショップや文化の体験を行うことで、自然と交流が深まりました。
渡航中には、プログラムや授業だけでなく、休日にもお会いする機会が多くあり、経験の幅が広がったように感じます。また、日本に渡航した学生のみならず、仲良くなった学生の友人と話す機会もあり、より多種多様な方の考え方に触れることができました。
現地学生と授業に参加
最終プレゼンテーション